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【まだ使ってないの?】ChatGPT-4oってなに?GPT-4との違いも解説!

近年、人工知能(AI)の進化は目覚ましく、その中でも特に注目されているのがOpenAIのChatGPTシリーズです。

ChatGPTは対話型の言語モデルとして知られていますが、その機能はテキスト生成だけにとどまりません。

最新のモデルであるChatGPT-4o(GPT-4 Omni)は、テキスト、音声、画像を統合的に処理する能力を持ち、多くの分野で革新的な変化をもたらしています。

「GPT-4と何が違うのか?」「何が変わったのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。ChatGPT-4oは、従来のGPT-4と比べて多くの点で進化しています。

まず、GPT-4oは従来のモデルよりも大規模な128Kトークンのコンテキストウィンドウを持ち、これにより非常に長い対話や複雑な文章の保持と解析が可能になっています。

これにより、長編のドキュメントや長期的なプロジェクトのサポートにおいて、一貫した情報提供が可能です。

さらに、GPT-4oはマルチモーダル能力を強化しており、テキストだけでなく音声や画像の入力を同時に処理し、関連する応答を生成することができます。

例えば、ユーザーが「この画像に写っている料理のレシピを教えて」といった質問をすると、GPT-4oは画像を解析し、その内容に基づいた詳細な情報を提供できます。

また、音声入力に対してもリアルタイムで応答する能力を持ち、より自然で人間らしい対話が可能です。

処理速度も大幅に向上しており、リアルタイムでのインタラクションがスムーズに行えます。これにより、ビジネスインテリジェンスやデータ分析、教育分野での応用がさらに広がることでしょう。

本記事では、このChatGPT-4oの多機能性について、具体的な特長、料金プラン、APIの活用方法などを詳しく解説していきます。

「え?こんなこともできるの?」と思わせるような、GPT-4oの全貌を一緒に学んでいきましょう!

1. ChatGPT-4oとは

ChatGPT-4oは、OpenAIが開発した最新のAIモデルであり、従来のGPT-4から進化しています。

このモデルは、テキスト、音声、画像の入力を統合的に処理し、それぞれの形式で出力を生成する能力を持っています。

従来のGPT-4と比べて、処理速度と精度が格段に向上しており、より自然で直感的なインタラクションが可能です。

具体的には、以下の特長があります

マルチモーダル能力

GPT-4oは、テキスト、音声、画像を同時に処理することができます。

例えば、ユーザーが画像をアップロードし、その内容について質問すると、GPT-4oはその画像を解析し、関連する情報を提供します。

また、音声入力にも対応しており、リアルタイムで音声を解析し、自然な応答を返すことができます。

大規模コンテキストウィンドウ

GPT-4oは128Kトークンのコンテキストウィンドウを持ち、非常に長い文脈を保持しながら解析が可能です。

これにより、長編のドキュメントや長期間にわたる対話でも一貫した情報提供ができ、複雑な議論やプロジェクト管理においても強力なサポートを提供します。

高速応答

処理速度が大幅に向上しており、リアルタイムでの対話がスムーズに行えます。

これにより、ユーザーは待ち時間なく迅速に応答を得ることができ、効率的に作業を進めることができます。

高度な内容解析

GPT-4oは、ユーザーが入力するテキストのニュアンスや文脈を深く理解する能力を持っています。

例えば、「忙しい朝に素早く作れる健康的な朝食のアイデアを教えて」というプロンプトに対して、具体的で実用的なアドバイスを提供します。

これは単なるキーワードの組み合わせではなく、言葉の意味を深く理解した上での応答が可能です。

ChatGPT-4oのこれらの特長により、ビジネス、教育、カスタマーサポートなどの多岐にわたる分野での応用が期待されています。

例えば、ビジネスシーンでは、リアルタイムでのデータ解析やプロジェクト管理がスムーズに行えるようになり、教育現場では、生徒一人ひとりに合わせた個別指導が可能になります。

さらに、カスタマーサポートにおいては、ユーザーの問い合わせに対して迅速かつ的確な対応が可能となり、顧客満足度の向上に寄与します。

GPT-4oは、これまでのAIモデルの限界を超え、多様なニーズに応えるための強力なツールとして、今後ますますその利用が広がっていくことでしょう。

2. ChatGPT-4oの料金

料金プラン

ChatGPT-4oは、多様なニーズに対応するために複数の料金プランを提供しています。各プランは、使用頻度や機能の必要性に応じて選択することができます。

  • 無料プラン:
    無料プランでは、3時間ごとに10メッセージ程度の利用が可能です。
    無料ユーザーでも高度な機能を試すことができますが、使用制限があります。
  • ChatGPT Plusプラン:
    月額$20で利用できるPlusプランでは、無料プランの約5倍のメッセージ数(3時間で80メッセージ程度)が利用可能です。
    これにより、頻繁に使用するユーザーでも快適に利用できます。
  • TeamプランとEnterpriseプラン:
    Teamプランは月額$25(年契約の場合)、月額$30(月契約の場合)、Enterpriseプランはカスタム料金となっており、無制限のメッセージ送信や高度なセキュリティ機能を提供します。

3. ChatGPT-4oのAPI料金と利用方法

GPT-4oのAPI料金

ChatGPT-4oのAPIを利用することで、さまざまなアプリケーションやサービスにAI機能を統合できます。APIを利用するための料金体系は以下の通りです:

  • トークン料金:
  • テキスト入力: 1Mトークンあたり$5.00(約800円)
  • テキスト出力: 1Mトークンあたり$15.00(約2400円)
  • 画像処理: 150×150ピクセルの画像あたり$0.001275(約0.20円)

※為替レートは1ドル=160円で計算しています。実際の為替レートにより、金額は変動する場合があります。

1Mトークンのボリューム感とは

1M(100万)トークンは、非常に多くのテキスト量を表します。

具体的には、1トークンは英語の約4文字に相当し、日本語の場合は1~2文字に相当します。

つまり1Mトークンは日本語にした場合、約50万〜100万文字に相当します。

料金の具体例(長編小説)

例えば、長編小説(50万文字)を参考に、どれくらいの料金がかかるかを計算してみると以下の通りです。

  • テキスト入力: 50万文字 = 約25万トークン
  • 25万トークン x $5.00 / 1Mトークン = $1.25(約200円)
  • テキスト出力: 50万文字 = 約25万トークン
  • 25万トークン x $15.00 / 1Mトークン = $3.75(約600円)

リテイクなどは存在するため、小説をこのままの料金で出力できるというわけではありませんが、文字ボリュームの参考にしてください。(実際の計算は異なることがあります)

API利用方法

ChatGPT-4oのAPIを利用するための基本的な手順は以下の通りです。

  1. APIキーの取得:
    OpenAIの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。アカウント作成後、APIキーを取得します。このキーは、APIを利用するために必要な認証情報です。
  2. 環境の設定:
    APIキーを取得したら、プログラミング環境に設定します。例えば、Pythonを使用する場合、環境変数にAPIキーを設定するか、コード内に直接キーを記述します。
  3. 基本的なAPIリクエスト:
    APIキーを設定したら、実際にAPIリクエストを送信します。以下は、Pythonでの簡単な例です
   import openai

   openai.api_key = 'YOUR_API_KEY'

   response = openai.Completion.create(
       engine="gpt-4o",
       prompt="ChatGPT-4oのAPIの使い方を教えてください。",
       max_tokens=100
   )

   print(response.choices[0].text.strip())
  1. 応用的な利用シナリオ:
    APIを利用して、さまざまな応用対応することができます。例えば、カスタマーサポートチャットボットの構築、リアルタイム翻訳システムの開発、画像解析を用いたデータ入力支援なども考えられます。
  2. 利用量の監視と管理:
    APIの利用量は、OpenAIのダッシュボードで監視できます。これにより、使用トークン数や料金の把握が容易になり、コスト管理が行いやすくなります。

ChatGPT-4oのAPIを活用することで、自社のアプリケーションやサービスに強力なAI機能を組み込むことができます。

これにより、ユーザー体験の向上や業務効率の改善が期待できるようになるでしょう。

4. GPT-4とGPT-4oの違い

パフォーマンスと精度

GPT-4oは、従来のGPT-4に比べて応答速度が向上しており、リアルタイムに反応を求めることができます。

具体的には、GPT-4の応答時間が平均1秒程度だったのに対し、GPT-4oは約0.5秒で応答します。

これにより、ユーザーは待ち時間なく迅速に対話を続けることができます。

同じように精度も向上向上しており、GPT-4oは、複雑な文脈や長い対話においても高い精度で応答を提供します。

これにより、よりユーザーの意図や文脈を正確に理解し、それに基づいた適切な応答が実現されています。

たとえば、ユーザーが複数の質問を連続して行った場合でも、GPT-4oはそれぞれの質問の関連性を理解し、文脈に沿った回答を返すことができます。

機能の違い

GPT-4oの大きな特長の一つはマルチモーダル能力です。

これは、テキストだけでなく、音声や画像の入力と出力を統合的に処理する能力を意味します。

例えば、ユーザーが画像をアップロードし、その内容について質問すると、GPT-4oはその画像を解析して回答を提供します。

さらに、音声入力にも対応しており、リアルタイムで音声を解析して自然な応答を返すことができます。

また、GPT-4oは128Kトークンの大規模なコンテキストウィンドウを持っています。

これにより、非常に長い文脈を保持しながら解析が可能になりました。

長編のドキュメントや長期間にわたる対話でも一貫した情報提供ができ、複雑な議論やプロジェクト管理においても強力なサポートを提供します。

利用シナリオの違い

GPT-4oの高速な処理と高い精度により、ビジネスやデータ分析での利用が効果的です。

例えば、リアルタイムでのデータ解析や複雑なレポート生成がスムーズに行えます。

これにより、営業成績のリアルタイム分析やマーケティングキャンペーンの効果測定が迅速に実施できます。

長い対話や複雑な質問にも対応できるため、教育分野での個別指導や学習支援にも適しています。

例えば、特定の科目やトピックに関する詳細な説明を提供したり、生徒の進捗に合わせたカリキュラムのパーソナライズも実施しやすくなりました。

さらに、カスタマーサポートにおいては、GPT-4oのマルチモーダル能力を活かして、包括的なサポートが提供可能です。

例えば、製品の使い方を説明するための画像付きガイドや、音声指示に対するテキストでの補足説明などが含まれます。

これにより、顧客の問い合わせに対して迅速かつ的確な回答を提供することができます。

GPT-4oのこれらの能力により、従来のGPT-4では実現が難しかった高度な対話や情報提供が可能となり、顧客満足度の向上が期待できます。

5. ChatGPT-4oの機能

音声会話・音声入力機能

ChatGPT-4oは、音声機能が大幅に強化されています。

従来のモデルに比べて、より自然でリアルタイムな音声対話が可能になりました。

これには、新しいテキスト読み上げモデルを使用して、人間らしい音声を生成する技術が含まれます。

この技術は、ほんの数秒のサンプル音声からリアルな合成音声を作り出します。

具体的には、ユーザーはアプリの設定から「新機能」にアクセスし、音声会話を始めることができます。(段階的に解放されるため、一部機能しか利用できない可能性もあります)

複数の音声オプションから選ぶことができ、それぞれはプロの声優と協力して作成されました。

また、Whisperというオープンソースの音声認識システムを利用して、音声をテキストに変換します。

画像生成と認識

ChatGPT-4oでは、画像理解と生成の機能も強化されています。

ユーザーは画像をアップロードし、その内容について質問することができます。

例えば、異なる言語で書かれたメニューの写真を撮影し、それをGPT-4oに見せると、翻訳や料理の歴史、意味についての情報を得ることができます。

この機能は、写真やスクリーンショット、テキストと画像が含まれたドキュメントなど、さまざまな種類の画像を解析する能力を持っています。

アプリ内の描画ツールを使用して、画像の特定の部分に焦点を当てることも可能です。

これらの機能強化により、GPT-4oは音声と画像の両方でよりインタラクティブで多機能な体験を提供します。

音声対話では、ユーザーの発言をリアルタイムで解析し、自然な応答を生成します。

画像解析では、ユーザーが提供するビジュアルデータに基づいて詳細な情報を提供します。

これにより、教育、カスタマーサポート、ビジネス分析など、さまざまな分野での応用が期待されています。

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6. さいごに

ChatGPT-4oは、テキスト、音声、画像を統合的に処理する能力を持ち、ビジネス、教育、カスタマーサポートなど、さまざまな分野で革新的な応用が期待されています。

料金プランやAPI利用方法、セキュリティ設定などを理解し、最適なプランを選択することで、そのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。

特に、音声会話機能や画像生成・認識機能の強化により、ユーザー体験が大幅に向上しました。

リアルタイムでのインタラクションや多様なデータ形式に対応する能力を活かし、効果的な活用方法を模索することが重要です。

今後も進化を続けるChatGPT-4oの最新情報を追いかけながら、その機能を最大限に活用していきましょう。

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