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【参考文献の書き方】無知は罪 表記スタイル実例9選と注意点、英文あり

「論文やレポートに、参考文献を読みやすくまとめたい」

「しっかり調べた上で書いたことを示すため、Web記事にも文献情報を記載したい」

「引用の仕方って、これで合ってる…?」

さまざまなテキスト情報があふれる現代。学術論文を執筆する研究者のみならず、Webコンテンツ制作や情報信頼度の判断においても、参考文献の書き方についての知識は欠かせません。この記事では、参考文献の表記ルールや基礎知識を、実例とともにまとめています。

英文の場合を含め、記載例を多数掲載していますので、ぜひ執筆に活用してみてください。

▼この記事はこんな人におすすめ

  • 論文やレポートにおける参考文献の書き方を確認しておきたい
  • 本や記事に、信頼できるリソース情報を正しく記載したい

 1. 参考文献の表記はなぜ重要?

まずは参考文献の記載が必要な理由と、それを怠った場合のリスクについて説明しましょう。

論文に正しく参考文献を記載する理由

正確な参考文献リストは、研究の質とともに著者の誠実さを示すものの1つです。

参考文献を正しく記載ていしない場合、学術界では「信頼性が低い研究結果」と評価される可能性が高いでしょう。また不適切な引用は、不正、特に剽窃(ひょうせつ=他者による作品や論文を、自分のものとして発表すること)と見なされることがあります。

参考文献の明示をしない場合のリスク

過去に、書籍や記事で引用した参考文献の明示を怠った結果、無断引用と判断され、著作権侵害で訴えられた例があります。

著者だけでなくメディアや出版社も、法的な責任を問われるなど信用を失墜する事態を招きかねません。

2. 参考文献の基本的な書き方

それではさっそく具体的な参考文献の書き方について説明しましょう。ここでは書籍や論文などの主な4種類について、サンプルとともに紹介します。

ただし以下に挙げる例文は、あくまでも一般的なケースに基づきます。掲載先や提出先によく確認し、固有のルールが定められているときには必ずそちらを優先してください。

参考文献の書き方① 書籍の場合

まずは書籍の場合です。著者名、書籍名、出版社、出版年の順に記載します。年号は西暦です。

参考文献の書き方② 論文の場合

次は論文の場合です。①に加え論文タイトルや掲載誌の巻数、ページ数なども明記します。

書誌に未収録かつ、デジタル版も公開されていない時は、論文が所属する機関や大学名を記載してください。

参考文献の書き方③ Webページの場合

Webページの場合、ページタイトルとウェブサイト名に、URL、アクセス年月日も記載します。

参考文献の書き方④ 新聞記事の場合

最後は新聞記事の場合です。記事タイトル、新聞名のほか朝夕刊の区別なども記載します。

3. 引用の種類と書き方

続いては引用の種類や方法について解説します。参考文献表記は本文中での引用方法とセットで覚えておきましょう。

直接引用の具体的な書き方

直接引用では、元の文献や資料からテキストをそのまま引用し、引用符で囲んで示します。

間接引用の具体的な書き方

間接引用では、元の文の主旨を変えない限り、文言を自由に変更してかまいません。

4. 引用と出典の注意点

さらに引用については、必ず押さえておきたい2つの注意点があります。

自分の文章と明確に区別できる表現を心がける

まず1つ目は「自分の文章と明確に区別できる表現を心がけること」です。

この区別が不明瞭だと、読者はどこが引用でどこが著者の独自の考えかを理解するのが困難になり、いわゆる「パクリ」や「コピペ」と見なされるリスクもあります。

引用の割合は全体の20%程度を目安にする

もう1つは「本文中に占める引用の割合」です。一般的には全体の約20%程度に抑えるのが望ましいでしょう。

引用が多すぎると「著者自身の分析や考察が不足している」と評価され、逆に少なすぎると「根拠が不十分」と捉えられる可能性があります。

5.専門分野による参考文献の書き方の違い

また専門分野によって、重視されるポイントや書き方が異なることもあります。

文系論文と理系論文での違い

文系論文では文脈や理論的背景を理解しやすくする目的で、参考文献を詳細に引用する傾向にあります。したがって、タイトル、出版社や掲載誌名の正確性がポイントです。

一方理系論文では、実験結果やデータの正確性が重視されます。他の研究者が同じ実験を再現したり、具体的なデータを参照したりすることを想定するため、巻数、号数、ページ範囲などを明示することに価値があります。

APAやMLAなど国際的なスタイルガイド上の表記例

また専門分野によってはより国際的なスタイルガイドが存在します。

APA(心理学・教育学・社会科学などの分野)

APAスタイルは、主に心理学や教育学などの社会科学分野で用いられます。

アメリカ心理学会(American Psychological Association)が定めたもので、出版物の場合、書誌情報に加えて出版社のある都市名も挿入します。

「Retrieved from」は「(オンラインで)~から検索した」という意味の表現です。

MLA(文学、芸術、人文科学などの分野)

MLAスタイルは、主に文学、芸術、などの人文科学分野で使用される参考文献の記載方法です。

モダン・ランゲージ・アソシエーション(Modern Language Association、現代語学文学協会)によって定められており、媒体の形式(印刷など)を追加します。

6.参考文献管理・自動生成ツールの活用

また研究資料の検索や共有作業を効率化する、専用ツールを活用してみてはいかがでしょうか。引用形式を自動生成する機能を備えたものもあります。

文献管理ツールの一例

ここでは日本の研究者や学生にもよく使われているツールを4種類紹介しましょう。

① EndNote(エンドノート) 

学術研究者や大学生に広く利用されており、複数の文献形式に対応しています。

② Mendeley(メンデレー)

文献管理のほか研究ネットワークの構築にも利用されています。

③ Zotero(ゾテロ)

 Webブラウザ統合型の使いやすさが特徴で、オープンソースで提供されています。

④ RefWorks(レフワークス)

特に大学や研究機関で多く利用されているオンラインツールです。

いずれもデスクトップパソコンのほか、モバイルでの利用にも対応しています。いずれも無料で導入可能ですが、より高度な機能を使う際には有料となる場合があります。

無料自動生成ツールの活用

より手軽な手段として、Webブラウザを用いた無料自動生成ツールを紹介しましょう。

所定のページに論文タイトルや著者名などの必要情報を入力すると、定型書式で文字列を出力してくれる仕組みです。入力ミス防止や表記統一に役立ちます。

「参考文献 自動作成」などで検索すると、上位にヒットすることがあります。

まとめ:正しい文献情報が論文や情報の信頼性を高める

参考文献の書き方のサンプルを9種類に加え、引用の注意点や、文献管理効率化ツールについて紹介しました。

参考文献についての正確な記述が成果物の信頼性を高めることを念頭に、提出・掲載先が定めたスタイルやガイドラインもしっかり確認して執筆に臨んでください。

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