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【2025年最新】ChatGPT-4oの画像生成機能が大幅アップデート!5つの進化のポイントと使い方を解説

2025年3月、OpenAIはChatGPTの新モデル「GPT-4o」で、画像生成機能を大きくアップデートしました。

これは新しい機能の追加というだけでなく、AIとの対話を通じて画像を作れるようになったという、画期的な進化です。

本記事では、注目されている「ネイティブ画像生成」の特徴と魅力を5つのポイントで紹介します。

ChatGPT-4oの画像生成がアップデート!5つの進化の特徴を解説

今回のアップデートの最大の魅力は「会話しながら画像を作る」という、従来にない使い方が可能になった点にあります。

理由として、以下のような機能向上が挙げられます。

特徴①:複雑なプロンプト対応力の向上

まず大きな変化として挙げられるのが、プロンプト(指示文)への理解力と表現力の向上です。

GPT-4oでは、最大20個までの要素を正確に描写できるようになりました。

たとえば、「16種類の図形を4×4のマスに均等に配置して」や「青い空の下で笑っている3人の子どもと1匹の犬」など、複数の要素が複雑に絡み合うシーンもきちんと再現できます。

これにより、構図や細かい内容を含んだイメージも言葉だけで伝えられます。

特徴②:テキスト描写の精度が飛躍的にアップ

画像のなかに文字を含めたいケースも多いですよね。今回のアップデートでは、テキストの描写精度が格段に向上しました。

たとえば、看板やメニュー、インフォグラフィックのような「文字が主役」になる画像でも、日本語テキストを自然&正確に描写できます。

従来のAIでは日本語が英語に置き換わったり、文字が化けたりする問題もありましたが、GPT-4oではそうした課題が大幅に解消されています。

特徴③:対話を重ねて画像を修正できる

「もう少し背景を明るくしたい」「キャラクターの服を赤に変更して」など、画像を微調整したいときも、チャットで自然に伝えればその場で対応してくれるのがGPT-4oの魅力です。

たとえば、「この猫に帽子をかぶせて」といった部分的な変更も、チャット形式で伝えるだけで簡単に反映されます。

この「マルチターン編集機能」により、試行錯誤のプロセスもスムーズになりました。

特徴④:アップロード画像から学習してスタイルを再現

ユーザーがアップロードした画像から、そのスタイルや構成を学習し、新たな画像に反映できる機能も加わりました。

たとえば、自分が描いたキャラクターのイラストをもとに、ポーズを変えた別バージョンを生成したり、背景を変更したりといった使い方が可能です。

この機能によって、オリジナルのビジュアルスタイルを保ちながら、新しい作品を次々に展開することができるようになりました。

特徴⑤:複数のスタイルに対応

GPT-4oは、写実画、アニメ、水彩画、レトロ印刷風など、非常に多彩なビジュアルスタイルに対応しています。画像生成における「表現の幅」が格段に広がったことも大きなポイントです。

たとえば、同じプロンプトでも「水彩画風にして」と追加するだけで、雰囲気の異なる作品が簡単に手に入ります。こうしたスタイル切り替えが自由にできることで、用途や好みに合わせたビジュアル制作がより柔軟に行えるようになりました。

【全プラン対応】無料ユーザーも使える!GPT-4o画像生成の始め方と基本テクニック

この画像生成機能は、ChatGPT Plus / Pro / Team / Free すべてのユーザーが利用できます(一部段階的提供)。

さらに、Sora.comとの連携により、生成した画像をそのまま動画化することも可能です。

使い方もとてもシンプルです。

  1. ChatGPTに「画像を生成したい」と話しかける
  2. スタイルやサイズ、色などをテキストで指示
  3. 必要に応じて、生成後に編集指示を追加するだけ

例えば「白い背景に、赤い帽子をかぶった猫を中央に配置。手前に花を置いて」と伝えれば、期待通りの画像が手に入ります。

また、生成された画像には編集機能(Remix)も用意されており、気になる部分を塗りつぶして「ここだけ変えて」と指定することもできます。

【安心して使える】GPT-4oの画像生成における著作権と倫理への徹底した取り組み

GPT-4oの画像生成機能では、表現の自由度が大きく広がった一方で、安全性と著作権への配慮も強化されています。

たとえば、性的・暴力的なコンテンツや実在人物の肖像を含む画像は生成できない仕組みが導入されており、不適切な利用を防止します。

さらに、生成された画像には「AIが作成した」ことを示すC2PAメタデータが付与され、出所の透明性も確保されています。

ただし、著作権面では注意が必要です。

ジブリ風の画像が大量生成されたことをきっかけに、ChatGPTに読み込ませているデータが問題視されています。

商用利用する際には「AIで作られた」ことを明記することが義務づけられているので、その点に注意しましょう。

まとめ:ChatGPT-4oの今後に期待!より高精度で柔軟な画像生成へ

GPT-4oの画像生成機能は大きく進化しました。

OpenAIは継続的な改善を表明しており、更にレベルの高い自然で柔軟な画像生成が今後さらに期待できます。

数週間以内にはAPIの提供も予定されており、開発者による多彩な応用が広がることで、活用の幅は一層広がるでしょう。

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