アート紙 |
ベースとなる紙に上質紙を使用し、コート剤の塗工量が20g/m2前後の厚みを持つ加工紙で、印刷仕上がりの良さを求められる美術全集やカタログ、ポスター、写真集等の高級カラー印刷に用いられる。光沢度を最小限におさえた「つや消しアート」もある。 |
アートポスト
(Art Post) |
アート紙の一種で,通常四六判160kg以上の厚さのものを言う。(一般アート紙は四六判135kgまで)この名称は,主に絵はがきに用いられていたことからきている。
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RGB |
Red、Green、BlueVioletと言う光の3原色の頭文字を取ったもの。モニタに表示される色の三要素。カラーモデルのひとつ。 |
アイコン
(Icon) |
ファイルやハードディスクなどを小さな絵として表現し,内容や機能を見ために理解しやすくしたもの。 |
藍 版 |
青版、C版、シアンとも言う。印刷インキの基本色(プロセスインキ)のひとつで藍色の版のこと。 |
アウトラインフォント |
直線と曲線で文字の輪郭(アウトライン)を形成し、その中を塗りつぶすことによって文字を表示する方式のフォント。ベクトルフォント(vector font)とも言う。文字の拡大・縮小も自由にできる。 |
Outbound |
外部にデータを送信すること |
青焼き |
一般にオフセット印刷の場合校正刷りが出来ないため、製版フィルムを「青写真感光紙」に焼き付けて校正刷りの代用とする。文字校正のためや1、2色の物などで使う。青焼校正とも言う。 |
赤 字 |
文字校正の際に、誤字や脱字、欠字などを校正記号を使って赤鉛筆で書き示すことから、訂正箇所の総称として使われる。文字だけでなく、写真やカットなどカラー印刷をはじめ、全般的に赤い筆記用具で記入する。 |
赤版(あかはん) |
プロセスインキの紅(あか)を印刷するための版。M版。Magenta。 |
空き(アキ) |
スペースとも言う。文字と文字の間、行と行の間の量。使用文字サイズに対して全角アキ、二倍アキ、二分アキ、行間方向に対して一行アキ、二行アキなどと指定する。絶対値として、ポイント・菌・ミリで指定することもある。 |
空き組 |
字間に一定のスペース(アキ)を挟む組版様式。四分アキ、二分アキなどがある。ベタ組に対して言う。 |
アキュート
(Acute) |
発音記号の「´」、楊音符とも言う。この逆向きの符号「`」は、グレープ・grave(抑音符)と言う。 |
アクセント
(accent) |
欧文の上または下に付ける符号。発音の高低・長短・抑揚などを示す。
● 揚音符、アキュート ● 抑音符、グレーブ
● 抑揚音符、サーカムフレックス ● ティルデ、ウエーブ
● 短音符、ショート ● 長音符、ロング
● 長短音符、ダウトフルレングス ● 分音符、ディエレシス
● シーデラ ● 気音符、アスパ |
網代折り
(あじろおり) |
無線とじのひとつである網代とじを行うために、紙折りの最後に背の部分にわずかに切れ目を入れ、接着剤の浸透を助ける折り方。 |
網代とじ |
無線とじの製本様式の一つ。網代折りの折り本を丁合後、糊で接着する。背が全部切り離されていないので、無線とじよりも紙面を広く使えると言う特徴がある。本製本も可能で、背を丸くする加工もできる。 |
頭ぞろえ
後ろなりゆき |
各行の単語の最初だけを行頭で揃え、各行の単語が終わったところで行換えする文字組スタイルのひとつ。 |
頭合わせ
(天合わせ) |
多面付けで、頁の「天側」と「天側」を付け合わせて組み付ける面付け方法。天合わせとも言う。通常横組左開きの本に用いられる。反対に「罫下合わせ」「地合わせ」がある。 |
あたり |
レイアウト指定や版下などで、本文・見出し・図版・キャプション・平網などが入る位置を指定した細い輪郭線を言う。作図機などで台紙起こしをした場合、写植貼り込みの位置を示すためなどに青の線で引かれ、写真・平網などの位置を示すときは細い黒の線で引かれるガイドライン。仕上がった印刷物には不要な線であることから、「ケイアタリ・ケイシニ」などとも指示する。罫を生かして印刷する場合は「ケイイキ」と指示して区別している。あたり罫、あたり線とも言う。 |
アップル・シェア
(Apple Share) |
Apple社純正のネットワーク用ソフトウェアで、「機能拡張」フォルダに入れて使う。ファイルサーバー機能や、ファイル及びアプリケーションの共有機能を提供する。 |
アップル・スクリプト |
Apple eventを送って制御するスクリプト言語。それを利用可能にする機能拡張書類。MS-DOSのバッチ処理(あらかじめ一連の操作を登録し、自動的に実行すること)を高度にしたようなもの。 |
アップル・ファイル・エクスチェンジ |
MS-DOS、Pro Dos用にフォーマットされたフロッピーディスクに入っているデータを、Macintoshで読み書きするためのフォーマット変換ソフトウェア。対応しているフォーマット容量はMS-DOSの720KBと1.44MB、Pro Dosの800KB。DOS640KDriverと言う付属の機能拡張書類を入れると、MS-DOSの640KBフォーマットが読めるようになる。 |
後付け |
本文が終わると、前付けに対応した後付けがある。索引・あとがき・奥付けなどの総称。 |
アドビ・アクロバット(Adobe Acrobat) |
Adobe Systems社のプラットホームに依存しないシステム。Macintosh、Windows、UNIXなどが混在する環境でも扱える。PostScriptをベースにしたPDF (Portable Document Format) と言うファイル形式で、文字だけでなく、フォントの種類や大きさ及びスタイル、画像データまで統合して扱える。Illustrator5.5やPageMaker6.6はPDFの書きだしが可能。 |
アドビ・
ストリームライン
(Adobe Streamlime) |
PICT、TIFFなどのビットマップイメージをオートトレースするアプリケーション。 |
アドビ・
フォトショップ
(Adobe PhotoShop) |
Adobe Systems社のグラフィックアプリケーション。ファイルコンバートから写真の合成やレタッチなど画像操作に関しては必要十分以上の機能を誇る。 |
アドビ・
イラストレーター
(Adobe Illustrator) |
Adobe Systems社のDraw系グラフィックアプリケーション。PostScriptを基盤としたデジタル・デザインの原動力。 |
アドビ・
ページメーカー
(Adobe PageMaker) |
1985年、Aldus社から発売されたページレイアウトソフト。バージョン6.0J以前、Aldus PageMaker(アルダス・ページメーカー)と言う名称だった。MacintoshのDTPは、このソフトから始まった。バージョン6.0JからHTMLやPDFの書きだしができるようになった。 |
アポストロフィー
(Apostrophe) |
記述記号(')。略してアポとも言う。文字や数字の省略・複数、所有格を表す符号である。プライム(´)とは形も使用場所も異なるので要注意。 |
雨だれ |
表記記号(!)の俗称。感嘆符。エクスクラメーションマーク。 |
網かけ |
写真・絵画などの連続的濃淡の諧調を大小の網点に変換する作業。以前は直交スクリン・コンタクトスクリンを使っていたが、現在ではスキャナを使用している。「綱撮り」とも言う。 |
網 点 |
凸版やオフセット印刷で写真(モノクロ・カラー)などの階調を再現する場合、点の大きさと印刷する紙の白地部分との比率で濃淡を表現するが、この点を網点と言う。網点には、1インチ幅にいくつ網点があるかと言う「線数」と、モアレを発生させないために設定する「角度」、濃淡を変化させるための「濃度」の3つの要素があるが、これらは各々独立した物である。目的に応じて形状にも様々な種類がある。 |
網点角度
(スクリーン角度) |
多色印刷の際、各版の重なりあいによって生じるモアレ(干渉縞)を防ぐため、各版の網点の配列に一定の角度差をつけたもの。一般に45°の角度が一番目につきにくく、そこから30°ずつ離して複数の網の並びを配置していく方法が都合がよいとされている。C・M・Y・Kのプロセスカラーの場合、90°の範囲の中で30°違いに4つの角度を設定するのは不可能なので、インクの発色の特性上、一番目立つK(墨)版(写真分解の場合はM版)を45°に設定し、目立たないY版を他の版と15°違い(0°ないし90°)に設定することが多い。 |
網点製版 |
印刷物のインキの膜厚は均一で、インキの付着密度を変化させることで濃淡を表現する方法。写真原稿の濃淡(連続階調)を、網点の大小に変換し、網点の大小、粗密によって表現する。写真だけではなく、特定の部分に均一な濃度をつけたい時にも同様。濃度は100%を最高に、単位面積当たりの網点が占める面積比を主に10%きざみの百分率で表す。平版(オフセット)や凸版方式で主に使われる。 |
網点線数 |
スクリーン線数と同じ。網点の細かさを表す単位で、1インチ(2.54mm)を基準単位としてその中に1列状(線状)に並んだ網点が何本あるかを言う。同じ濃度で比べた時、線数が多い程網点ひとつの大きさは小さくなり単位面積あたりの個数は増える。線数が多い程画像のディティールは鮮明になり元となった原稿の階調に近づくが、半面、印刷条件によってはドットゲイン(網点のつぶれ)が起きやすくなる。このため線数は印刷の方式、用紙、機械の精度、印刷物の用途や目的によって選択される。新聞(更紙)は65〜100線、雑誌(上質・コート・アート紙)は133〜175線、高級印刷物(特アート紙など)は200線以上がよく使われる。 |
網点太り |
網を利用した印刷で、フィルム原版の網点より、印刷の網点が大きくなる現象。ドットゲイン(dot gain) |
アンダーライン |
注意をひくために横書きの字句の下にひく線を言う。また、原稿指定や校正のときに使う線は、一本はイタリック、二本はスモールキャピタル。三本は大文字に、波線はボールドもしくはゴシックの指示記号となる。 |
アンチエリアス
(Antialiasing) |
図形や曲線のギザギザを、滑らかに見せる機能。 |